一度聞いたら忘れられない独特のネーミングセンスで、2013年から多くのユーザーに愛用されていた黒歴史クリーナーですが、Twitter(X)のAPI有料化の影響で、現在はサービス終了しています。
本記事では、黒歴史クリーナー(ツイ消しクリーナー)の代わりの動作状況を調査した結果を紹介します。
APIの有料化で、3200件未満でも全てのツイートを削除できなかったり、有料でないと、少ししか削除できませんがご参考にしてください。
黒歴史クリーナー(ツイ消しクリーナー)の代わりの動作状況
ツイ消し職人
ツイ消し職人は、毎月料金が発生するサブスク型ではなく、1回700円買い切り型の削除ツールです。
全ツイート履歴をアップロードして削除するタイプのツールですので、パソコンをお持ちの方向けです。
年内サービス終了予定と記載されていますが、ツイ消し職人の公式Twitter(X)アカウントで、2023年11月1日現在も利用可能とお知らせされています。
ツイ消しくん
料金 | ツイート削除 |
無料 | 15分で50件 |
ツイ消しくんは、サービス名称からも分かるように日本国内のツイート削除ツールです。
無料で利用できますが、アプリ連携時に開発者のTwitterアカウントがフォローされる仕様になっており、広告ツイートが流れてくるのでわずらわしい方はフォロー解除をおすすめします。
使い方は、まずツイ消しくんにアクセスして「Twitterでログイン」を長押しして新規タブで開いてください。
そしてログイン情報を入力し「アプリにアクセスを許可」しましょう。
あとは「削除を実行する」をタップしていただくと、ツイートの削除が開始されます。
TweetDelete
料金 | ツイート削除 |
5.99ドル/月 | 毎月500件 |
6.49ドル/月 | 毎月3200件 |
6.99ドル/月 | ZIP取り込み可 |
TweetDeleteは、2011年から運営されている老舗のツイート削除ツールです。
海外のツールですが、日本語も用意されているので操作は難しくありません。
アプリ連携すると、有料プランの詳細を確認できます。
以前は毎月100件まで無料で削除できていましたが、現在は有料でないと削除できなくなっています。
TweetEraser
料金 | ツイート削除 |
6.99ドル/月 | ZIP取り込み可・3アカウント |
9.99ドル/月 | ZIP取り込み可・無制限 |
TweetEraserは、英語表記で少し操作が難しそうな印象がありますが、一度手順を覚えると手軽にツイート削除できるツールです。
ZIPデータをインポートできることから、3200件以上のツイートも一括削除できるものと思われます。
Delete Multiple Tweets
料金 | ツイート削除 |
無料 | 記載なし |
Delete Multiple Tweetsは、1件目から50件目のツイート、51件目から100件目のツイートなど、50件区切りで削除するツイートを選択できるユニークな削除ツールです。
「Select All the Tweets that are displayed」にチェックを入れていただくと、全てのツイートを削除することも可能です。
TweetDeleter
料金 | ツイート削除 |
無料 | 毎月5件 |
7.99ドル/月 | 毎月500件 |
9.99ドル/月 | 毎月3200件 |
TweetDeleterは、累計150万人以上のユーザーに利用されており、これまでに10億件以上のツイート削除実績があるツールです。
有名なテック系メディアにも取り上げられている信頼性の高いツールですが、無料だとほぼ削除できないに等しいのが残念です。
Twitter Archive Eraser
料金 | ツイート削除 |
無料 | 毎月50件 |
19ドル/月 | 毎週2000件 |
29ドル/月 | 毎週5000件 |
59ドル/月 | 無制限 |
Twitter Archive Eraserは、3200件の制限を削除できるパソコン向けのアプリケーションです。
様々なフィルタリング機能で、残したいツイート・削除したいツイートの選択も可能です。
Easy Tweet Deleter
料金 | ツイート削除 |
7.99ドル/月 | 毎月500件 |
9.99ドル/月 | 毎月3200件 |
11.99ドル/月 | 無制限 |
Easy Tweet Deleterは、無料プランは用意されていないものの、60日間の返金保証が用意されている削除ツールです。
黒歴史クリーナーは、リツイートが削除できていないケースがしばしばありましたが、こちらのツールはリツイートも完全削除してくれます。
黒歴クリーナー系のサイトに危険性はある?
最後に黒歴史クリーナー系サイトの危険性について解説します。
結論としては、無料利用の範囲であれば危険性はありません。
これらのサイトを利用するには、いずれもお使いのTwitter(X)アカウントとの連携が必要です。
その際に「このアプリケーションは次のことができます」という項目に以下のような権限が記載されますが、こちらはサイト側で必要なくてもTwitterの開発者APIの仕様上、多くの権限が記載されています。
このアカウントのタイムラインに表示されるツイート(非公開ツイートを含む)や、リストとコレクションを確認する。
このアカウントでプロフィール情報とアカウントの設定を確認する。
フォロー、ミュート、ブロックしているアカウントを確認する。
他のアカウントをフォロー、フォロー解除する。
このアカウントでプロフィールとアカウントの設定を変更する。
このアカウントでツイートを送信および削除する、他のアカウントのツイートをエンゲージメント(いいね、いいねの取り消し、ツイートへの返信、リツイートなど)する。
このアカウントでリストやコレクションを作成、管理、削除する。
他のアカウントをミュート、ブロック、報告する。
一方で本記事で紹介しているサイトの大半は海外サイトですので、有料プランは慎重に検討してご利用ください。
ツイート数が大量で有料プランを利用したくない場合
ツイート(ポスト)数が数千・数万を超えている場合、黒歴史クリーナーの代わりの無料プランで全て削除するのは現実的に難しいです。
ツイート数が大量で有料プランを利用したくない方は、全てのデータを削除できるアカウント削除やフォロー外からツイートを見られないようにできる鍵垢を検討してみてください。